複合型触媒 について
リチウムイオン電池の電解液などに利用される「環状カーボネート」や医薬品中に数多く存在する「オキサゾリジノン」の効率的合成を目指し、新しい酸触媒の開発を行った成果をご紹介します。
従来技術では、高温加熱を要する、基質一般性が限られるなどの課題を残していました。
そこで、イソシアネートを用いる反応では金属塩としてヨウ化マグネシウムを使用し、35℃という穏やかな条件でオキサゾリジノンを収率良く得ることに成功。
有機材料・医薬品等製造過程での利用を目指した、本触媒の製造・販売が期待されます。
【従来技術と課題】
- 市販の金属塩に配位子を添加するという簡便な操作により、常圧の二酸化炭素を穏やかな条件で反応させた報告例は比較的限られている
- 高温加熱を要する
- 基質一般性が限られる
特長
- 金属塩にヨウ化リチウムを用いることにより1,1-二置換エポキシドの反応を可能に
- 金属塩にヨウ化カルシウムを用いることにより1,2-二置換エポキシドの反応を可能に
- イソシアネートを用いる反応では金属塩としてヨウ化マグネシウムを使用
- 35℃という穏やかな条件でオキサゾリジノンを収率良く得ることに成功
基本情報
- 研究機関
- 信州大学 工学部
