ナノセルロースによる布への消臭機能 について
『セルロースナノクリスタルの新たな活用』についてご紹介いたします。
カルボキシ基が導入された酸化CNCの懸濁液を、布に含浸・噴霧すると、水素結合で布表面に付着し、布地を傷めずに消臭機能を発揮。
洗浄で悪臭物質ごと酸化CNCを脱離でき、CNCの繰り返し利用も可能です。消臭の他、着色なども検討中です。
ご用命の際は、当社へお気軽にお問い合わせください。
【実用化に向けた課題】
- 布の素材や、布以外(木材、プラスチック、金属、ガラス等)の基材の検討
- アンモニア以外の消臭能や、消臭以外の機能(抗ウイルス等)の付与の検討
- CNCの大量生産や製品化課題(粘度、品質保持等)の検討
特長
- あらかじめ(臭いの発生時より前に)消臭能を布に付与しておける
- 布の元の物性を維持(傷めない)
- 消臭能の着脱が自在に可能
基本情報
- 研究機関
-
信州大学 繊維学部
東京家政大学
お茶の水女子大学 - 特許情報
-
「表面修飾多糖類ナノ材料、その分散液及び機能性物品」
出願番号:特願2022-028732